家庭の教育

保育園と幼稚園どっちにする?両方通わせた私の結論

こんにちは、まいたけです。

保育士資格もちのママです。
子どもを4年間で保育園と幼稚園の両方に預けました。

この記事では、保育園・幼稚園、両方に通わせた私が分かったことをまとめます。

幼稚園と保育園の違い

幼稚園と保育園は、預ける目的が制度的に違います。
制度の違いについてはこちらの記事が参考になりました。

私はどちらに入園するかを悩んでいた時、制度の違いだけでなく『実際に保護者たちがどのような実体験を得ているか』も気になりました。

なので、この記事では実際に私が体験をして得た感想を書いていきます。

保育園に通わせた感想

メリット①平日・土曜に長時間の預かりができる

保育園はとにかく預けられる時間が長くて多い

・朝から夕方までOK(7時-18時が多い)
・土曜日も預かりOK
・長期休みも預かりOK


保育園はとにかく共働き家庭の強い味方
フルタイムでも送り迎えができる時間に預けれるのが最大のメリットでした。
(急な出張でも朝7時から開いているのはありがたかったです。)

働く親に合わせて受け入れてもらえるのは本当に心強い!

メリット②保護者の負担が少ない

保育園は、入園準備や行事の負担が少ないのが安心でした。
給食が出るのでお弁当もなし。
お布団はバスタオル1枚でOK。
(最近はお昼寝コットという簡易ベッドに、バスタオル1枚敷いている園が多いみたいです)

先生方も『お仕事でお忙しいとは思いますが…。』と、いつも仕事と家庭の両立に理解を示してくれました。

働く親に対しての配慮を感じてありがたかったです!

メリット③周りもワーママなので親子共気持ちが楽

保育園の入園前は『子どもに寂しい思いをさせてしまって申し訳ないな』と思うこともありました。
しかし、保育園は働いていることが前提の家庭なので、同じような環境で育つ子どもが周りにもいます。
実は、のちに幼稚園に預けた時、この差を大きく感じました。(詳細は後ほど)

周りのパパママも子育てと仕事の両立を頑張る同志!
それが気持ち的に助けられたと思います。

デメリット①子どもと過ごす時間が減る

働くことを選び、保育園に預けると、子どもと過ごす時間はどうしても減ります。
親も預けること慣れてしまい、『気づいたら子育ての記憶がない!』なんてことも。

子どもと過ごせなかった時間を後から後悔しても、取り戻すことはできません。
後悔しない、と決めていても、私はやっぱり『後悔してしまった』と感じました。

お休みの日や、寝る前の時間など。
意識的に子どもとのコミュニケーションを大事にするのがコツですね!

デメリット②ママ友ができにくい

保育園の入園前に楽しみにしていたママ友づくり
しかし、周りはみんな働くママなので、送迎の時間に話しかける隙もありません。

毎日『おはようございます〜!』『さようなら〜!』の二言で交流は終わり。
ただ、『ママ友なんてめんどくさいからいらない派』のママにはちょうど良いかもしれませんね。

私はママ友づくりも楽しみにしていたので残念でした…。

デメリット③希望通りの園に受かるとは限らない

のちに幼稚園に通わせて気づいたことですが、
幼稚園選びではより『自分の子どもにあった園探し』ができたと思います。

もちろん、保育園の保育内容はとても充実しています。
行事は大切にしているし、季節を通して学びはたくさん。
年齢に合わせた遊びの幅もプロフェッショナルな先生方がたくさん教えてくれました。

しかし、欲を言えば『もっと子どもにあった園選びがしたいな』とか。
『他の保育園の方が遊具も設備も充実しているな。』とか

園によって差はあると思うので、園見学はとても大切です。
とはいえ、保育園は希望通りの保育園に受けるとは限りません
(ちなみに私は第5希望(最下位)の保育園に受かりました。)

保育園は地域の競争率によってはガチャなところもあるんですよね…。

幼稚園に通わせた感想

メリット①子どもと過ごす時間が増える

《幼稚園のスケジュール》
月火木金 9時-14時
水    9時-11時半
土日祝日 完全休園
(※働く親のための預かり保育は18時までありますが、土日祝は休み)

こんな感じで親からすると預かり時間はほんの一瞬。
午後は子どもと過ごす時間がたっぷりあります。

また、専業主婦ママたちは、入園させる3歳までずっと自宅で子育てをしていたという人がほとんど。(これには本当に驚いた)

今しかない幼少期をたっぷり過ごせるのは、親子共に幸せな時間です!

メリット②ママ友ができる

幼稚園に転園してびっくりしたのが、ママ友の交流が多いこと
これはママ友が欲しかった私にはとても嬉しいことでした。
日々の送り迎えの中で、とにかくママ友と話す機会がたくさんあります。

幼稚園ママ達は予定も合わせやすいので、休日にも一緒に遊びに行ったり。
親子共に充実した交流が楽しめました。

とはいえ、『ママ友付き合いなるべくしたくない派』の方も安心してください。
幼稚園のママ達は、『ママ友欲しい派』と『ママ友いらない派』にはっきり分かれている気がします。
特に第二子、第三子、となると、『ママ友はもう十分だわ』なんて雰囲気が出ているママもいたり。
そういうママたちは、軽くあいさつを済ませたら、さっと帰っています。
そんなママも意外に結構多いので、悪目立ちすることもありません。
(私の体感はどちらも半々くらい割合でいます。)

私はママ友ができてから、毎日の送迎が楽しみになりました!

メリット③先生と密な関係が築きやすい

《担任の先生の数》
保育園⇨1クラスに2、3人の複数担任と補助の先生。朝番〜遅番で交代制。
幼稚園⇨1クラスに担任一人・副担任一人。保育時間中は交代なし。

幼稚園になると、一人の担任の先生に1年間見てもらうことになります。
毎日の送迎も、同じ先生とお付き合いするので自然と密なコミュニケーションが築けます。

子どもの様子を途切れることなく、
1日通して見てもらえるのは安心感がありました!

ですが、逆に言ってしまえば、幼稚園には『担任ガチャ』もあるかもしれませんよね。
私の感じた印象では、幼稚園は親世代より若いフレッシュな先生が多い。
社会経験も子育て経験も、親より少ない場合もあります。
しかし、みんな若いながらに一生懸命子どもたちと向き合ってくれています。
一人担任という重責を果たそうとする、お若い先生方の姿は健気でとても頼もしいです。
(私も先生によく子育ての相談をしています)

毎日同じ先生が見てくれるので、子どももいつの間にか先生が大好きになっています。

先生への愛着が1番強く結びついたのは幼稚園でした!

デメリット①ワーママと専業ママが混在してる

幼稚園には共働きママも、専業ママもいます。

保育園では、みんなが夕方にお迎えに来るのが当たり前でした。
でも、幼稚園ではワーママと専業ママでお迎え時間がハッキリ分かれるのです。

お迎え時間が遅いと、『早くお迎えに来て欲しい』と泣いてる子どももいます。
反対に、いつもお迎えが早いと『私もみんなともっと遊びたい』と思う子どももいます。

家庭によってそれぞれ子育て方針は違うので、
子どもと向き合って理解してもらうのが大事ですね!

デメリット②行事や係が多くて大変

幼稚園では、小さい行事や係が年にいくつかあります。

《実際に幼稚園であった親参加の例》
・畑仕事のお手伝い
・園周辺のパトロール
・衣装の裁縫や絵本の読み聞かせ

だいたいが自由参加で、丸一日潰れるわけではないけれど。
働くママはこういった行事に合わせるのは大変ですよね。

一方、普段見られない子どもの園での姿が見れるので、嬉しいと思うことも。

行事が多いのは大変だけど、
園でママの姿を見ると子どもはとても喜んでくれます!

デメリット③ママ友付き合いに悩む

ママ友ができるというメリットがある一方、ママ友付き合いが悩みの種となることも。
子ども同士が仲良くなっても、ママ同士は気が合わなかったり。
子どもが同い年でも、ママ同士は年齢差や育った環境の違いがあって噛み合わなかったり。

子どもを挟むのでどうしても波風立てたくないのがママ友付き合い

思っているよりコミュニケーション能力が求められる!
というのが感想でした。

【結論】私が選んだのは…幼稚園だった!

保育園・幼稚園、どちらも通わせた私の結論は、幼稚園入園でした。

1番の理由は、『子どもと過ごす時間が増えた』こと。

保育園時代には、『できる限り預かってもらい、自分の時間を確保しよう。』
という思考になっている自分がいました。

しかし、子どもが年少に上がる時、
『このままでは子どもと過ごせなかった時間に後悔する!』と思ったのです。
私は仕事を減らし、幼稚園に転園。

幼稚園に転園したての頃は、
働く自分を中心に周りに助けられていた生活(保育園)から、
幼稚園のスケジュール中心に動かなければいけない生活(幼稚園)
に戸惑うことも。



しかし、午後にたっぷり子どもと過ごせること。
仕事があれば延長保育を利用して預けられたこと。
ママ友がたくさんできて、子どもの悩みを共有できること。
若くてフレッシュな担任の先生が、一生懸命子どもに愛情を注いでくれること。

そんな素晴らしい環境を選ぶことができた、と実感しています。

親の仕事の事情、家庭の育児の方針、子ども性格など。
それぞれに違いがあるので保育園と幼稚園はどちらが良いかを選ぶのは難しいと思います。
この記事がぜひ入園を迷うパパママたちの参考になれば幸いです。